Drupalとの出会い:コードが書けなくてもWebサイトを構築
2025-05-01
Views + Blocksの組み合わせで、コーディングなしで多機能サイトが作れる!
私は最初、全くプログラミングができませんでした。PHPとは何かさえ分からず、DreamweaverでHTMLとCSSを少し書くだけの知識しかありませんでした。
そんな私が出会ったのが Drupal です。
🔍 Drupalの第一印象:「難しそう」…でも実は「高機能で自由度が高い」!
Drupal 7.x を初めてインストールして管理画面にログインしたとき、
「何これ?操作が難しそう…」
というのが正直な感想でした。
ですが、すぐに気づきました。Drupalは構造化されたモジュール型CMSで、WordPressより柔軟に様々なサイトを作ることができるのです。
私が一番使いこなした機能は:
✅ Views
✅ Blocks
この2つがあれば、プログラムを書かずにいろいろな機能が作れるんです!
🔧 Viewsとは?
Views は、Drupalの「データ検索&表示ビルダー」です。
データベースから必要なコンテンツを引き出し、条件で絞り込み、並び替え、グループ分け、ページングして、好きな形式で表示できます。
すべてGUI画面で設定可能。SQLは不要です!
例:
- 新着記事リスト
- カテゴリーに基づいた関連記事
- 特定フィールドだけの表示ブロック
- カレンダー形式、リスト、スライダー、カード式 などなど
🧱 Blockとは?
Blocks(ブロック) は、ページの各エリアに自由に配置できるコンテンツ領域です:
- サイドバー
- ヘッダー(トップバナー)
- フッター
- コンテンツ本文内
Viewsの出力結果を「ブロック」にして表示すれば、どこでも好きな場所に設置できます。
💡 実例
私が作った例の一部:
- トップページ上部:新着イベントのスライダー。コンテンツタイプ
event
をViewsで絞り込み、新着順で5件だけ表示、スライダーデザインを適用。 - 右側のサイドバー:本日公開されたニュース一覧。
- 記事の下部:「関連記事」として、同じタグを持つ他の記事を表示。ただし現在のページは除外。
- カテゴリーページ:URL引数に基づいて商品リストを切り替え(Contextual Filterを使用)。
これらはすべて、PHPやカスタムモジュールを使わずに実現しました!
✨ まとめ
Drupalは開発者だけのものではありません。
コンテンツ設計者やサイトデザイナーにとっても、非常に強力で自由度の高いCMSです。
以下ができれば:
- コンテンツタイプの作成
- フィールドによるデータ構造の設計
- Views + Blockによる表示と配置
- CSSでのスタイル調整
もう、十分「動的なWebサイト」が作れます!
🔮 エピローグ:初心者からインストラクターへ
HTML/CSSしか分からなかった私も、今ではViewsやBlockの応用、多言語対応、Composer・Drushの操作、AIとの連携開発まで出来るようになりました。
Drupalは自分と共に成長するCMSです。
学べば学ぶほど深くなり、可能性が広がります。
もしあなたが「プログラミングは苦手」と感じているなら、ぜひViews + Blockから始めてみてください。
Web開発の新しい扉がきっと開きます。